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家具材として最も人気のあるチェリー(アメリカンブラックチェリー)のローテーブルです。
良質なチェリーは世界中で争奪戦が繰り広げられています。
日本においては昨今の世情の影響もあり良い物がなかなか入ってこないようです。もはや「お金を積めば買える」状況でもないので特定のルートがない人にとっては入手困難な素材になっています。
さて本作のチェリーについて。この材をみた作者の第一印象は「放射状に走った無数の乾燥割れが最高」でした。一般的にこのような乾燥割れがある素材は使いにくいのだと思われますが、私はむしろ積極的に割れを見せるように使いたい派です。
そもそも本作のチェリーは木のどういう部分かというと、立木を伐採するときに根元のあたりでチェーンソーをくの字に入れる時の「く」の部分をスライスした物です。伐採した大きなチェリーを製材する時に真っ先に切り落とされ「端材化」させられるのがこの根元のチェーンソー部分。こんなに立派なチェリー材ですけど、端材は端材です。乾燥時の収縮率が高いというチェリー材の特徴に加え、人に手厚く保管されてきた訳でも無いので小さな割れがたくさん出来た結果、このアーティスティックな紋様が生まれたのだと思います。
ところどころ残っているゴツゴツの樹皮は外側に近い樹皮です。本来であれば乾燥中にボロボロと剥がれてしまいますし、残っていれば人が除去するものですが、端材にはそういう余計な手間を掛けないので運良く残っていました。弱い部分はいつか剥がれるので、しっかりした部分のみ残しています。
その他特筆すべき欠点のようなものは無く、研磨加工した印象でいうとローテーブル用の材としてはこれ以上ない良材のように思います。
あとは経年による変化を楽しめるのがチェリーの大きな特徴です。購入をご検討の方は「チェリー材 家具 経年」などで検索して確認してください。
乾燥割れの為「こんなの使えないよ」と見放された素材ですが、だからこそ他に無い雰囲気を持ちます。肩の力が抜けたような。
「どうだすごいだろ」とアピールしてくる一枚板テーブルには出せない雰囲気です。
製作した脚について。
3点で接地させることで安定する形にしています。将来的に万が一天板が動いた(反ったり曲がったり)としてもガタつかないでしょう(念のためにアジャスタータップを備え付けてあります)。分厚く存在感がある素材なので、全高はやや低めにしています。天板はアイアンのフレームに乗っているような状態です。この状態の方が各脚を個別に板に取り付けている状態よりも耐久力があります。
※寸法(19枚目の画像をご参照ください)
よこ : 97cm
奥行き : 57.5cm
高さ : 37cm
天板の厚み : 5.8cm
ーご使用上の注意ー
テーブルとしてのみご使用ください。
天板の上に乗ったり飛び跳ねるなどの行為もしくは重量物を乗せる事で想定以上の荷重がかかると事故につながる可能性があります。
ー当商品の樹皮の部分についてー
できるだけ自然な状態を楽しんでいただく為に樹皮部分の加工は最小限にとどめております。
雑に触ると木の樹皮やささくれが指に刺さることがありますのでお気をつけください。
ー塗装についてー
テーブルの天板・木端・木口にはお手入れしやすいように防汚性、撥水性の高い植物性オイル塗装を施しております。
樹皮部分と空洞の内壁はウレタン塗装で自然な見た目で固めています。
全ての塗料は食品衛生法に適合しておりますのでシックハウス症候群の方でも安心してご使用いただけます。
ーお手入れについてー
コーヒーなどがテーブルについたらサッと拭けばOKです。もし跡が残ってしまったら、台所洗剤(中性の洗剤)を少し薄めてフキンにとり、トントンしてあげてください。その他の詳しいメンテナンス方法についてはご購入後にお伝えいたします。
ー経年変化についてー
冷暖房や日光が直接当たり続ける場所や屋外での使用は木材の経年変化を早め、割れや反りの原因になりますのでお控えください。
木の息を止め、木の割れや反りを極力なくす仕上げ方も可能ですが、それでは各々の木が持つ自然な手触りが失われます。
ご購入後に変形する可能性があることをご理解の上、ご検討ください。
変形するとはいえ、真っ二つに割れてしまうわけではありません。変形後も十分お使いいただけますし、ご自身で出来る修繕の方法も私の知る限りのことをお伝えいたします。有償ではございますが補修加工も承っております。
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