これが欅の良木だ、と言わんばかりの輪切りの一枚板でローテーブルを作りました。
広葉樹の日本代表といえる欅。実は海外ではほとんど使われません。
明治期に一度、欅を海外に売り出した人がいるらしいんですがまったくウケなかったようです。薪につかっていたどうでもいい木のナラ(=英語ではオーク。ウィスキーやワインの樽に使うニーズもあったでしょうね。)の方が輸出され、今ではナラはほとんど日本にありません。当時のイギリスアンティーク家具には日本産のナラがたくさん使われているそうです。
まぁ海外にはブラックウォルナットとかチェリーとかマホガニーとか紫檀とか、地方ごとに挙げればキリがないほど良い木がありますから、地味な欅は「ん〜」って感じなんでしょうね。
とはいえ日本の製材屋さんにとっては、やっぱり欅がNo.1という認識が強いようです。
作者的にも欅の良い物が入った時はとてもテンションが上がります。地味なんですけどそれが良いんですよね。自分から前に出ない美しさは「奥ゆかしい」の一言です。奥ゆかしいって英語でなんていうんでしょうかね。
さて、本材は輪切りながらヒビ割れなどの欠点が少ない良材です。欅のアタマ部分の輪切りなので(画像13枚目参照)枝分かれが多く表情(入皮や穴があり、木目の流れも独特)がとっても豊か。サイズ感もソファーの前に置くテーブルとしてはちょうどいい感じでしょう。
脚のデザインは独特。ですがちゃんと意味はあるんですよ!
※寸法(14枚目の画像をご参照ください)
よこ : 90cm
奥行き : 55cm
全高 : 44cm
天板の厚み : 3.3cm
ーご使用上の注意ー
テーブルとしてのみご使用ください。
天板の上に乗ったり飛び跳ねるなどの行為もしくは重量物を乗せる事で想定以上の荷重がかかると事故につながる可能性があります。
ー当商品の樹皮の部分についてー
できるだけ自然な状態を楽しんでいただく為に樹皮部分の加工は最小限にとどめております。
雑に触ると木の樹皮やささくれが指に刺さることがありますのでお気をつけください。
ー塗装についてー
テーブルの天板・木端・木口にはお手入れしやすいように防汚性、撥水性の高い植物性オイル塗装を施しております。
樹皮部分と空洞の内壁はウレタン塗装で自然な見た目で固めています。
全ての塗料は食品衛生法に適合しておりますのでシックハウス症候群の方でも安心してご使用いただけます。
ーお手入れについてー
コーヒーなどがテーブルについたらサッと拭けばOKです。もし跡が残ってしまったら、台所洗剤(中性の洗剤)を少し薄めてフキンにとり、トントンしてあげてください。その他の詳しいメンテナンス方法についてはご購入後にお伝えいたします。
ー経年変化についてー
冷暖房や日光が直接当たり続ける場所や屋外での使用は木材の経年変化を早め、割れや反りの原因になりますのでお控えください。
木の息を止め、木の割れや反りを極力なくす仕上げ方も可能ですが、それでは各々の木が持つ自然な手触りが失われます。
ご購入後に変形する可能性があることをご理解の上、ご検討ください。
変形するとはいえ、真っ二つに割れてしまうわけではありません。変形後も十分お使いいただけますし、ご自身で出来る修繕の方法も私の知る限りのことをお伝えいたします。有償ではございますが補修加工も承っております。
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