程よい穴がぽっかりと開いた桐のローテーブルです。
軽柔な材質を持つ桐は建築用の素材としては使われにくく、もっぱらその特性を活かしたタンスのイメージがあります。燃えにくい、害虫に強い、そして軽いという特性はタンスを含めた箱ものに相性が抜群です。それに加え桐が持つ上品な佇まいも忘れてはいけません。桐の箱に入っていればなんとなく高級な感じがするのは、昔からのイメージだけではないと思います。
本作の桐はおそらく枝が3〜4本に分岐する「アタマ」の部分だと思われます。枝が折れてそこから雨水が入ったのか、中腐りを起こしてぽっかりと空洞が開いています。
空洞の内壁はしっかりしているのでボロボロと崩れることはありません。
桐と同じかそれ以上に軽くて柔らかい「ポプラ」は一枚板テーブルとして需要があるので、今後は桐も一枚板テーブルの素材としてポピュラーになってくるかもしれません。
ただポプラと同じく、状態が良く、なおかつ本材のような面白い形の素材は現状では見つけるのが難しいです。本材も昔からお付き合いのある製材屋さんが、わざわざ用意してくれていた物です。「桐の板は高く売れる」と周知された後なら良い物がたくさん出回るんでしょうけど、そうなったらなったで今度は手が出なくなるような気がします。
※寸法(20枚目の画像をご参照ください)
よこ : 110cm
奥行き : 65cm
全高 : 43cm
天板の厚み : 4.5cm
ーご使用上の注意ー
テーブルとしてのみご使用ください。
天板の上に乗ったり飛び跳ねるなどの行為もしくは重量物を乗せる事で想定以上の荷重がかかると事故につながる可能性があります。
ー当商品の樹皮の部分についてー
できるだけ自然な状態を楽しんでいただく為に樹皮部分の加工は最小限にとどめております。
雑に触ると木の樹皮やささくれが指に刺さることがありますのでお気をつけください。
ー塗装についてー
テーブルの天板・木端・木口にはお手入れしやすいように防汚性、撥水性の高い植物性オイル塗装を施しております。
樹皮部分と空洞の内壁はウレタン塗装で自然な見た目で固めています。
全ての塗料は食品衛生法に適合しておりますのでシックハウス症候群の方でも安心してご使用いただけます。
ーお手入れについてー
コーヒーなどがテーブルについたらサッと拭けばOKです。もし跡が残ってしまったら、台所洗剤(中性の洗剤)を少し薄めてフキンにとり、トントンしてあげてください。その他の詳しいメンテナンス方法についてはご購入後にお伝えいたします。
ー経年変化についてー
冷暖房や日光が直接当たり続ける場所や屋外での使用は木材の経年変化を早め、割れや反りの原因になりますのでお控えください。
木の息を止め、木の割れや反りを極力なくす仕上げ方も可能ですが、それでは各々の木が持つ自然な手触りが失われます。
ご購入後に変形する可能性があることをご理解の上、ご検討ください。
変形するとはいえ、真っ二つに割れてしまうわけではありません。変形後も十分お使いいただけますし、ご自身で出来る修繕の方法も私の知る限りのことをお伝えいたします。有償ではございますが補修加工も承っております。
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