ケヤキのアタマと呼ばれる、枝分かれが多い部分の輪切り材で作ったローテーブルです。ケヤキという木の成長は、まず地面から1本でスーッと直線的に伸びて、2〜3mほどのポイントで何本かに枝分かれすることが特徴です。勿論すべてのケヤキがそうではありませんが、その枝分かれが集中する部分はすこし膨らむので業界では「アタマ」と呼んでいます。どの業界でもあまり用途がないのか、ケヤキのアタマ部分を使っている製品は見かけた記憶があまりありません。製材屋さんや林業関係の業者さんの倉庫でも、ケヤキのアタマだけを保管している、というのを見たことがありません。
枝の生え始めの部分(節のところ)や枝の重量を支えている部分は他と比べて密度が異なるのですが、輪切り材だとその密度の違いにより乾燥状態に差異が生まれ、それが大きな割れや反りの原因になったりします。つまり乾燥させるのが難しい素材です。あとはやはり節や入皮など一般的な価値観でいうところの「欠点」が多い素材ということもあり今までアタマは敬遠されてきたのだと思います。
本材についても、まずは大きく2本に枝分かれした後に、各々でまた2〜3本に分かれて、という流れでしょうか。中央の大きな入皮や小さな凹み(画像13枚目)、枝分かれに引っ張られた木目の流れなど、表情が豊かです。割れについても小さな干割れが走っている程度で軽微だと思います。たい焼きみたいな形も魅力的ですよね。
脚部については最も安定する3点脚で、底にはアジャスターを備えています。ご覧いただける画像の枚数が限られているので脚部については言及を控えています。ご購入をご検討の方は「大切にしていること①〜③」をご参照ください。全作品に共通している事柄を纏めてます。
※寸法(20枚目の画像をご参照ください)
よこ : 91.5cm
奥行き : 54.5cm
全高 : 46.5cm
天板の厚み : 3.5cm
ーご使用上の注意ー
テーブルとしてのみご使用ください。
天板の上に乗ったり飛び跳ねるなどの行為もしくは重量物を乗せる事で想定以上の荷重がかかると事故につながる可能性があります。
ー当商品の樹皮の部分についてー
できるだけ自然な状態を楽しんでいただく為に樹皮部分の加工は最小限にとどめております。
雑に触ると木の樹皮やささくれが指に刺さることがありますのでお気をつけください。
ー塗装についてー
テーブルの天板・木端・木口にはお手入れしやすいように防汚性、撥水性の高い植物性オイル塗装を施しております。
樹皮部分と空洞の内壁はウレタン塗装で自然な見た目で固めています。
全ての塗料は食品衛生法に適合しておりますのでシックハウス症候群の方でも安心してご使用いただけます。
ーお手入れについてー
コーヒーなどがテーブルについたらサッと拭けばOKです。もし跡が残ってしまったら、台所洗剤(中性の洗剤)を少し薄めてフキンにとり、トントンしてあげてください。その他の詳しいメンテナンス方法についてはご購入後にお伝えいたします。
ー経年変化についてー
冷暖房や日光が直接当たり続ける場所や屋外での使用は木材の経年変化を早め、割れや反りの原因になりますのでお控えください。
木の息を止め、木の割れや反りを極力なくす仕上げ方も可能ですが、それでは各々の木が持つ自然な手触りが失われます。
ご購入後に変形する可能性があることをご理解の上、ご検討ください。
変形するとはいえ、真っ二つに割れてしまうわけではありません。変形後も十分お使いいただけますし、ご自身で出来る修繕の方法も私の知る限りのことをお伝えいたします。有償ではございますが補修加工も承っております。
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