欅のアタマの輪切り一枚板で製作したシンプルなローテーブルです。
アタマというのは樹形の話です。欅は地面からスーッと伸びた幹がある部分で突然たくさん枝分かれします。その枝分かれ集中部分がぽこっと膨らむので、その根元のことをアタマと呼んでいます。アタマの輪切りには年輪のつむじがたくさんあって、それぞれの連結部分(枝と枝の間の部分)には杢とか入皮などで表情が生まれています。すーっと一本で伸びた幹の輪切りだとこうは行きません。
本材は原木の状態で3年前に購入した素材です。そしてその原木からとれた最後の素材です。
原木で購入するのは初めてだったので、不安だらけだったことを思い出します。今では原木で素材を仕入れることも多くなりました。やってみないと分からない事をこの原木は教えてくれました。初めての原木がこの材でよかったな、と思います。この材と出会えたことで進化できました。
そう考えると全ての素材に出会いがあるのだな、と考えさせられます。木を介してたくさんの人に出会いました。買ってくれた人の中にはインスタで繋がってやりとりする人もいます。展示会を催せばそこに会いに来てくれる人もいます。木に関わる業界の方たちともたくさん出会いました。木は人と人をつなげる性質があるようです。
私が扱ってきた木のひとつひとつも樹齢で言えば自分より年上の木ばっかりです。まわり回って私と出会い、そしてまた別の人の手にテーブルとして渡ります。そう考えると、自分が所有してしている期間は非常に短いです。木からするとちょっと寄り道してるみたいな感じでしょうか。そう考えると大切に扱わなければいけません。
テーブルが使われている様子をSNS上の画像で見せてもらう機会があります。家族の中心に置かれお酒や食べ物が乗ってる様子、最近買った好きなものが乗ってる様子、空間の一部として馴染んでいる様子です。大切にしてくれて、どうもありがとうございます。
さて本材について。自分にとっては最高の欅です。客観的に見ても良材だと思います。
脚部について。最後はシンプルに木の形に合わせた3点接地型です。個人的に好きなデザインです。
※寸法(17目の画像をご参照ください)
よこ : 86cm
奥行き : 53.5cm
全高 : 44.5m
天板の厚み : 3.8cm
ーご使用上の注意ー
テーブルとしてのみご使用ください。
天板の上に乗ったり飛び跳ねるなどの行為もしくは重量物を乗せる事で想定以上の荷重がかかると事故につながる可能性があります。
ー経年変化、塗装、メンテナンスなどー
全作品に共通する加工について、大切にしていること①〜③をご参照ください。
メンテナンスについては天板の樹種、板の製材のされ方などでひとつひとつ異なります。詳細はご購入後にメールでご連絡を差し上げております。
- お問い合わせ -
商品についてのご質問や「もっと画像をみて確認したい」などのリクエストがございましたらお気軽に 【CONTACT】 からご連絡ください。お待ちしています。
¥55,000
なら 手数料無料で 月々¥18,330から