欅の良木でラウンドテーブルを作りました。全高的に言えばハイテーブルと呼ぶのでしょうか。
本材のようにミミのある一枚板を丸に切り出すと残りはほぼ使えません。さらに言えば、厳選した部分を丸に切り出しているので、けっこう贅沢な使い方だなと思います。もちろん個人的な感覚で「丸にした方がかっこいいよな〜」と思っているから丸にしています。
ミミが直線的な普通の板だとまったく面白くないのが面白いところです。まっすぐよりもカーブがあるミミが見栄え良くて、Cのようにクルッと巻いているラインが理想的なのですが、そんな都合の良い素材はそうそうありません。ミミの形だけでなく、本材のように木の表情もとても大事です。木目の流れはもちろんのこと、辺材→心材の色のコントラストや、節、入皮などがあればより魅力的な天板になります。
ミミを入れるよりも欠けのないしっかりした丸のほうが使い勝手はいいのですが、使い勝手が必要であれば一枚板テーブルはそもそも選ばない方が無難だと思います。メンテナンスとかめんどくさいし、汚れに強いテーブルトップ用のオイル塗装とはいえ油断すると汚れますし。じゃあ汚れないようにウレタン塗膜を作れば?という話ですが、塗膜を作るとは木を人工物で閉じ込めてしまうということですから、それでは木を使う意味がそもそも無いと感じてしまいます。
触るとダイレクトに木のパワーを感じ、木の呼吸を妨げることなく一緒に生活する、これが一枚板テーブルの醍醐味だと思います。
とはいえ使い勝手も決して諦めている訳ではなく、新しい塗料や加工方法を発見したらまずはそれを試しています。
※寸法(17枚目の画像をご参照ください)
よこ : 52cm
全高 : 71m
天板の厚み : 2.7cm
ーご使用上の注意ー
テーブルとしてのみご使用ください。
天板の上に乗ったり飛び跳ねるなどの行為もしくは重量物を乗せる事で想定以上の荷重がかかると事故につながる可能性があります。
ー経年変化、塗装、メンテナンスなどー
全作品に共通する加工について、大切にしていること①〜③をご参照ください。
メンテナンスについては天板の樹種、板の製材のされ方などでひとつひとつ異なります。詳細はご購入後にメールでご連絡を差し上げております。
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